制度・ガイドライン・諸規則等
株式投資型クラウドファンディングの特徴・リスク
ここでは、株式投資型クラウドファンディングの特徴や投資に当たっての主なリスクについてご紹介します。
株式のお取引に当たって、証券会社は、金融商品取引法により手数料やリスクについて記載された「契約締結前交付書面」をあらかじめ投資家の方に交付しなければなりません。株式投資型クラウドファンディングにより株式をご購入される場合も同様に、契約締結前交付書面が交付されます。株式投資型クラウドファンディングでは、お取引の都度、証券会社又は株式投資型クラウドファンディング専業業者といったクラウドファンディング業者のウェブサイトにおいて表示されたり、投資家の方にメールにより送信されることになると思われますので、個別の会社に関する事項をよくご確認ください。
株式投資型クラウドファンディングによりご購入される株式の性格
- 株式投資型クラウドファンディングは、応募額が目標募集額に達しない場合に途中で中止されることや、応募額が目標募集額を超過した場合に申し込んだ全部又は一部を割り当てられないことがある等、申込みをしたからといって必ずしも購入できるとは限りません。
- 株式投資型クラウドファンディングにより取り扱われる株式は、取引所に上場されていません。このため、次のような特徴があります。
- 株式投資型クラウドファンディングにより資金を調達しようとする会社(以下、会社といいます。)の多くは、上場会社と違って有価証券報告書を公表していません。
- 会社の多くは、上場会社のように公認会計士又は監査法人による会計監査を受けていません。
- 株式投資型クラウドファンディングにより購入する株式は、好きなときに売却することや好きなときに追加で買うことはできません。
- 値上がり益の追求よりむしろ、投資する会社やその行う事業に対する共感又は支援という意味でご購入していただくべきです。従って、短期間で売却して値上がり益を得るような目的には向きません。
- 配当が支払われないことがあります。
- 社債のように償還されたり、利息が支払われることはありません。
- 例えば、投資した会社が倒産すること等により投資した金額がゼロになることがあります。
株式投資型クラウドファンディングによりご購入される株式の取扱い
- 投資しようとする会社のご説明や申込み等のご購入に関する手続や個別の照会は、すべてクラウドファンディング業者のウェブサイト及び電子メールのみを利用して行われます。それら以外の方法(電話や訪問等)を利用して、株式投資型クラウドファンディングを行うことは禁止されています。
- 投資家の方1人あたりの個別払込額(株式をご購入される投資家の方が払い込む額をいいます。)は一社につき年間50万円以下に限られています。(複数の会社に投資する場合は、その会社ごとに50万円以下)
- クラウドファンディング業者は、投資家の皆様の応募額があらかじめ定められた目標募集額を下回る場合及び上回る場合の取扱いを定めることが義務付けられています。例えば、目標募集額を下回った場合に株式投資型クラウドファンディングを中止するかどうか等について定めることとされています。
- クラウドファンディング業者が投資家の皆様より金銭の預託を受ける場合にあっては、クラウドファンディング業者が定める方法により、株式の受渡しの状況をご確認いただくことができます。
- 株主管理の方法については、投資しようとする会社ごとに異なります。
- ご購入された後の投資した会社の事業の状況についての定期的な情報は、会社から投資家の皆様に提供されることになっています。
- クラウドファンディング業者と投資しようとする会社との間に利害関係が認められる場合は、その状況は、クラウドファンディング業者のウェブサイトに表示されます。併せて、個別銘柄毎の契約締結前交付書面にもその内容が記載されます。
その他の留意事項
- ご購入の申込みの日から8日間は、申込みの撤回又は申込みに係る契約の解除をすることできます。
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